共働き家庭、本当に増えましたよね。夫婦どちらも仕事をしながら、家事も育児もこなす毎日は、本当に大変です。
私自身もフルタイムで働きながら、帰ってからノンストップで家事育児。夫は激務で22時過ぎの帰宅が当たり前。ワンオペで頑張る自分を毎日『えらい!』と褒めて奮い立たせてきました。
でも、ふとした瞬間に「なんか家事の負担、偏ってない…?」とモヤモヤすること、ありませんか?
実際、共働き家庭の多くが家事分担の悩みを抱えているんです。
この記事では、「共働き家庭の家事分担がおかしいと感じる原因や、解決策」を解説しています。
大切なのは、「これっておかしいかも?」と気づいたタイミングで、見つめなおしてみること。誰かが我慢し続けるのではなく、家族で心地よく過ごすための第一歩になります。
共働き家庭の家事分担の現状は?

まずは共働き世帯の現状をみてみましょう。
内閣府の男女共同参画白書 令和5年版 の調査によると、令和3年時点でも6歳未満の子どもがいる家庭では、専業主婦の場合84.0%、共働きでも77.4%を妻が担っています。

ここ数年で夫の家事参加時間はじわりと増加しているとはいえ、家事負担の過半数は依然として女性に偏っているのが現状です。
共働き夫婦の家事分担がおかしいと感じてしまう原因は?

続いて、「家事分担がおかしい!」と感じてしまう原因をみてみましょう。
1.家事に関するコミュニケーション不足
朝から夜まで忙しくて、過ごすだけで正直手一杯。そんな毎日の中で”家事のこと”を、しっかり話したことって意外と少ないかもしれません。「これくらいやってくれると思ってたのに…」と感じるのも、お互いの気持ちが見えにくいから。
「こうしてくれると嬉しいな」「これ助かるよ」と、日々の中で少しずつ伝えていくことで、すれ違いを防ぐことができます。
2.家事への価値観に差がある
同じ「掃除」でも、どこまでやればOKと感じるかは人それぞれ。「もっと丁寧にやってほしい」と思っても、相手にとってはそれで十分だったり。
こういった価値観の違いは、実はとってもよくあること。まずは、「自分にとって大事なこと」を伝えることから始めてみましょう。
3.お互いの仕事や生活状況への理解不足
「こっちは疲れてるのに…」「私ばっかり…」と思ってしまうのは、相手の大変さが見えにくいからかもしれません。
お互いの仕事の忙しさや、日々感じている負担について、たまには話してみませんか?知るだけで、自然と「ありがとう」や「ごめんね」が出てくることもあります。
4.無意識な偏りがある
気づかないうちに「〇〇は妻がやるもの」「△△は夫の役目」みたいなパターンができてしまっていることも。
無意識のうちに役割が固定されてしまっていると、どちらかに負担が偏ってしまうこともあります。ときどき「今の分担ってどうかな?」と見直してみることが大事です。
5.「察してよ!」と思ってしまっている
・誰だって、言わなくてもわかってほしいと感じることはあります。「なんで気づいてくれないの?」ってモヤモヤしてしまう…私自身も、そんな経験があります。でも、それを口に出して伝えたとき、意外とすんなり「そうだったんだ、ごめん!」って反応が返ってきたこともありました。
どんなに付き合いの長い相手でも自分の思っていることを100%察してもらうのは、どうしても難しい…しかも忙しければなおさら!だからこそ、「言葉にして伝えること」を大事にしたいですね。
【実践】共働き夫婦の家事分担の方法3STEP

それでは、実際に上手に家事分担をする方法を解説します!これから挙げる内容は、我が家でも意識をして実践していますよ。
家事を見える化する
まずは、毎日の家事を紙やアプリで「見える化」してみましょう。どんなことを、誰がやっているのかを一度整理するだけで、「こんなにやってたんだ!」と気づけたりします。
共有することで、偏りにも気づきやすくなりますよ。
お互いの得意・不得意を洗い出す
「掃除は得意だけど料理は苦手」「夜は早く眠くなっちゃうけど、朝は得意」など、得意・不得意って意外とあるもの。
無理に苦手なことをやるより、得意なほうが担当するほうがスムーズです。話し合いのときに、ぜひ共有してみてくださいね。
自動化できることはないか探す
家電や便利なサービスに頼るのも、とっても大事な工夫です。全部をがんばらなくても大丈夫。負担を減らせるところは、どんどん頼っていきましょう。
定期的な話し合いと見直し
一度決めた家事分担も、生活スタイルの変化とともに見直すことが必要です。月に1回、「最近どう?」と話すだけでも、気づけることがありますよ。
話し合いを成功させるための具体的なコツ

話し合いって、意外と難しいですよね。ここでは、上手に話し合うためのポイントを紹介します。
話す前に感謝を伝える
「いつもありがとう」と、まず感謝の気持ちを伝えると、相手も聞く体勢になりやすくなります。
相手を変えようとしない
「こうしてほしい」よりも、「私はこう感じている」と自分の気持ちを伝えることがポイント。その上で「どう思う?」と相手に耳を傾け押しつけない伝え方を意識してみましょう。
ゴール(理想)を事前に共有しておく
「お互いに心地よく過ごしたい」「子どもと過ごす時間を増やしたい」など、目指したい暮らしを話し合っておくと、前向きに進めやすくなります。
ケンカしたくないことを事前に伝える
「今日は責めたいんじゃなくて、ただ話し合いたいだけ」という気持ちを最初に伝えておくと、安心して話せる空気が生まれます。
家事分担を助ける便利サービス・ツール5選

少しでも家事をラクにするために、家事を助けるサービスをいくつか紹介します。
家事を自動化し、少しでも負担を
- 家事代行
掃除や片づけをプロにお願いするだけで、ぐっと時間と心にゆとりが生まれます。 - 食材宅配
買い物に行く手間が省けて、献立に悩む時間も減らせます。重たい荷物も届くのがうれしい。 - 家電レンタル
買う前に試せるから、気軽に最新家電を使えるのが魅力。お掃除ロボットや乾燥機付き洗濯機など、時短に大活躍です。 - ミールキット
切ってある食材とレシピが届くので、短時間でバランスの良いごはんが完成! - 離乳食宅配
赤ちゃんがいる家庭には本当に助かるサービス。安心素材で手作りのような味わいなのもうれしいポイントです。
「うちもそうだった」共働き夫婦の家事分担の体験談
我が家も、子どもが生まれてからは毎日てんてこまい。気づけば「私ばかりが家事をしている?」と不平等感を感じて夫に対してイライラしてしまうこともありました。
でも、ある日思いきって「ちょっと話したいんだけど…」と家事リストを作って、一緒に見直してみたんです。
「これ、いつもやってくれてたんだね」とお互いに気づくことがたくさんあって、ありがとうの言葉が自然と出てきました。
今では、週末の掃除は夫が担当、私は朝の支度や料理。分担がはっきりしたことで、お互いのストレスも減って、家の中がやわらかい空気になった気がします。
最後は まあいっか も大切
ここまで、家事分担のコツについてお伝えしてきましたが、最後は「この家事は本当に必要?」を見直すことも大切なことと思います。日々一生懸命だからこそ「家事も子育ても手を抜きたくない!」の気持ちもよくわかりますが、大切なことはママとパパが笑顔でいること!
多少の家事は「まあいっか‼」と目をつぶり、その分お子さんと5分でも向き合う時間を持とうと意識することのほうが大切だったりします。
まとめ:共働きの家事分担は、見直すことで変えられる
「なんかおかしいな」「私ばかり大変かも」と思ったら、その気持ちを大事にしてあげてくださいね。
家事分担は、ちょっと話し合ったり見直すだけで、驚くほど変わることがあります。無理せず、できることから少しずつ。あなたの毎日が、もっと心地よくなりますように。