0歳から保育園は後悔した?かわいそう?後悔しないためにできること

ママの心ケア

この記事を開いてくださった方のなかには、これから保育園に預けようとして「かわいそうなんじゃないか」と悩んでいる方、もしくは預け始めて「本当にこれでいいのかな」とモヤモヤしている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

実はわたし自身も、上の子が0歳11か月、下の子が0歳10か月の時から保育園に預けて仕事に復帰しました。なので、預けるときの葛藤は良くわかります。この記事では、実際に0歳から保育園に預けた体験談を交えながら、そのメリットとデメリットを探っていきます。

こどもを0歳から保育園に入園させた理由

子どもを0歳から保育園に入れる理由は家庭によって様々な理由がありますが、多くの親が仕事との両立や生活の安定を重視しています。例えば、以下のような理由があります。

仕事復帰のため

育児休業の期限は一般的には1歳の誕生日を迎えるまで。それまでに合わせて職場復帰をする必要があり、正社員やフルタイム勤務の保護者は0歳特に多い傾向にあります。

保育園に入りやすい時期を逃したくないから

1歳児クラスのほうが、0歳児クラスよりも待機児童が増えやすい傾向にあります。そのため希望の園に入りやすくするためにも「とりあえず0歳で入れておこう」という戦略的判断をする家庭もあります。

経済的理由

世帯収入の面から共働きの必要があったり、安定した収入を確保したい家庭が多い傾向にあります。

キャリアを維持したい、仕事を辞めたくない

長く仕事を空けると、キャリアが中断されることへの不安が募るケースも。特に専門職や、昇進、評価が絡む職種の方に多いようです。

子どもに集団生活を経験させたい

核家族化が進んだことや、共働き世帯が増えたことによる「ママ友」が激減している傾向にあり、人とのつながりが希薄化して孤独感を感じやすい世の中になってしまいました。そのため、保育園に通うことで、同じ年齢の子どもや保育者と関わる経験をさせたいと考える保護者も。

(番外編)親の心身の負担軽減のため

ほかにも、子育てによる精神的な負担を減らすためにも短時間でも預けたいというケースもあります。

このように、子どもを保育園に預ける理由は切実です。実際に私自身も上のほとんどの「預けた理由」に当てはまっていました。その決断には迷いもありましたが、保育園に入れることで得られるメリットも多くあります。

0歳から保育園に入れるのはかわいそう?

「0歳の赤ちゃんを保育園に預けるのはかわいそうではないか?」という悩みはよく耳にします。しかし、保育園は子どもの社会性を育て、健やかな成長を促進する場所です。お友達との交流や、プロである保育士に親子ともにケアが受けられる点は、家庭で過ごすだけでは得られない経験です。

もちろん、最初は親子ともに不安や寂しさを感じるかもしれませんが、多くの子どもたちが保育園生活に慣れると、楽しそうに過ごしています。

0歳から保育園に入園して、よかったこと(メリット)は?

ここでは、0歳から保育園に預けることのメリットを紹介します。

① 家では出来ない遊びができる

保育園では、絵の具やどろんこなど、家ではできないようなダイナミックな感触あそび遊びを経験できます。音楽に合わせて友達と身体を動かすことを楽しんだり、友達同士のままごとでのやりとりがあったりと、子どもにとって楽しい刺激がたくさんあります。

② 年の近いお友達と交流ができる

同じ年頃のお友達と接することで、社会性が育ちます。お友達との関わりの中で、一緒に過ごす心地良さを感じたり、自分の思いを伝える経験を繰り返す中で協調性やコミュニケーション能力が自然に身につきます。

③ 生活リズムが整う

保育園は決まった時間に食事やお昼寝、遊びの時間があり、子どもは自然と規則正しい生活を学びます。これにより、家庭での生活も整いやすくなります。

④ 一緒に居る時間を大切にしようと思える

保育園に預けることで、仕事の時間とのメリハリがつきます。お迎えの時間になると、自然と「一緒に過ごせる時間を大切にしよう」という意識が強くなり、親子の絆が深まります。

⑤ たくさんの人に大事にしてもらえる

保育士や他の保護者と関わることで、子どもは多くの愛情を受けることができます。多くの人に大切にしてもらっているという実感は、子どもの成長にとってとても大切です。

⑥ お金が稼げる

将来の出費に向けて安定して貯蓄ができたり、子どもに経験させてあげたい習い事など、惜しみなく投資できたりと、家計の安定や生活の質が向上する点も大きなメリットです。

⑦ 子どもの成長が早い

集団生活を送ることで、子どもは他の子どもたちを見て学び、早い段階で成長を見せることがあります。おむつが取れたり、言葉を覚えたりするのも早くなることがあります。

⑧ 1人時間ができる

仕事に復帰することで、家事や育児から解放される時間ができ、リフレッシュできます。この1人時間は、心の余裕を生み、子育てに前向きに向き合うための大切な時間です。

⑨ 給食がありがたい

給食の提供がある保育園では、栄養バランスの取れた食事を子どもに提供してもらえます。これも、保護者としては大きな助けになります。

⑩ 保育のプロに育児相談ができる

保育士は育児のプロであり、子育ての伴走者です。日々の育児に関するアドバイスや相談に乗ってくれるため、安心して任せることができます。

0歳から保育園に入園して、大変だったこと(デメリット)は?

一方で、0歳から保育園に預けることのデメリットもいくつかあります。

① 体調を崩しやすい

登園し始めてから最初の1年は、特に体調を崩します。これがよく耳にする「保育園の洗礼」です。保育園では集団生活をしているため、どうしても風邪やインフルエンザなどの病気が伝染しやすくなります。特に小さな子どもは免疫力が低いため、病気になりやすいことがあります。

② 急に仕事を休まなければいけない

子どもが体調を崩したときには、急に仕事を休まなければならないことがあり、仕事と育児の両立が大変だと感じることがあります。

③ 仕事と育児の両立で時間がない

フルタイムで働くと、どうしても仕事と育児の時間が足りなくなりがちです。時間に追われてしまうことがあり、ストレスを感じることもあります。

④ 母乳育児が難しくなる

保育園に預けることで、母乳育児が続けづらくなる場合があります。仕事の時間帯と授乳のタイミングが合わないことがあるため、ミルクに切り替えることもあります。

⑤ 離乳食が大変

保育園で提供される離乳食の内容と自宅で食べさせるものが異なるため、慣れるまでが大変です。特にアレルギーがある場合など、細かい配慮が求められます。

⑥ 子どもの成長を見れないことがある

1分1秒成長する時期の0歳児。初めての言葉や歩き始める瞬間など、大切な瞬間をゆっくり見守れていないようなもどかしさを感じることもあります。

先輩ママたちは保育園に入れたことを後悔してる?

保育園に子どもを預けたママたちの中には、「預けてよかった」と感じる人もいれば、「あの時こうしていれば…」と後悔する人もいます。でも、そのどちらの気持ちも、子どもと真剣に向き合ってきたからこそ生まれるもの。

その時々で「これが最善」と思って選んだ道でも、あとから振り返ると迷いや後悔が出てくることは、誰にでもあるものです。

それでも多くのママたちが最後に口にするのは、「子どもが元気に育ってくれてよかった」という言葉。さまざまな思いを経験しながらも、最終的には「保育園に預けてよかった」と感じる方が多いようです。

0歳から保育園に入れてよかったという声

実際に「保育園に入れてよかった」と感じるママたちの声を紹介します。

  • 「仕事復帰したことで家計が安定したし、子どもの成長を他の子どもたちと一緒に見守れることが嬉しい」
  • 「保育園での友達との遊びが楽しいらしく、毎日元気に通っています」
  • 「家事や育児の負担が軽減され、精神的に余裕ができた」

0歳から保育園に入れて後悔しないためにできること

仕事復帰や家庭の事情など、様々な理由から「0歳から保育園に預ける」という選択をしなければならない時がやってきます。たくさんの葛藤があるのは当然のこと。でも、いざ決断したら、ぜひ「保育園に通うメリット」に目を向けてみてください。

お母さんやお父さんの気持ちは、子どもにとても伝わりやすいものです。だからこそ、できるだけポジティブに。保育園の先生と良い関係を築くことで、親も子も安心して毎日を過ごせるようになります。

現場の保育士からの声

0歳児は、保育園ではまさに“アイドル”!担任の先生だけでなく、他の先生や上の学年の子どもたちも、いつも可愛がってくれます。たくさんの愛情に包まれて、たくましく育っていく姿を見守るのは、きっと嬉しいものになるはずです。

「時間の量」より「質」を大切に

一緒に過ごす時間が減ることに、もどかしさを感じるかもしれません。でも、大切なのは時間の“質”。お子さんと過ごす時間には、とことん向き合う。週末は少し特別な時間にして、たくさんの思い出をつくってください。

無理をしすぎないで

すべてをお母さん・お父さんだけで抱え込まないことも大切です。仕事と育児の両立には、周囲の協力が不可欠。勤務先や家族にサポートをお願いしたり、遠慮せずに頼ったりしてみてください。

また、体調を崩したときに頼れる先(病児保育、ファミリーサポート、ベビーシッターなど)を事前に調べておくと、いざというときにも安心です。

子育ては長距離マラソン。焦らず、少しずつ。ときには立ち止まりながら、周囲に頼りながら、進んでいきましょうね。

タイトルとURLをコピーしました